ビジネスの規模に関わらず、ITインフラのない企業は存在しないといっても過言ではありません。その運用管理における課題として、
よくあげられるのは、『IT管理者のリソース不足』ではないでしょうか。
いわゆる「ひとり情シス」(企業内に情報システム担当者が1人、あるいは少人数のみの状態)で会社全体のIT周りを管理されて
いる企業も多くあるかと思います。
そのような状況における運用管理では、「担当者の業務負荷」 「業務の属人化」 といった課題がありますが、人的リソースの問題
解決には、「運用業務の効率化」は重要で、どのような整える設備を整えるかがポイントになります。
ここでは、そのソリューションとして「電源保護、電源管理」についてご紹介します。
近年、日本では季節や地域に関係なく、落雷や台風、 大雪、 地震、 豪雨などの自然災害が発生しています。
停電が回復するまでに要する時間はどのくらいなのでしょうか?
例えば、2019年9月に上陸した台風15号、および10月に上陸した台風19号は、各地にさまざまな被害をもたらしました。
とりわけ台風15号によって起こった停電は、最大約93万戸におよび、ほぼ解消するまでに約12日間かかったとのデータがあります。
(資源エネルギー庁 「台風」と「電力」 ~長期停電から考える電力のレジリエンス)
このような大きな災害がいつ起こるとも限りません。予期せぬ電源障害で急にシステムが止まってしまうと、システム復旧の緊急性が非常に高いものか
と思いますが、非常時こそ人的リソースの確保がより困難になることも想定されます。また、障害発生場所に、すぐに人を派遣できない場合が多いの
ではないでしょうか。そのような場合に備えて、ITインフラにおいて対策をとることはとても重要です。
出典:資源エネルギー庁ウェブサイト(https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/typhoon.html)
UPS(無停電電源装置)を導入し、停電などの電源障害発生時、
突然のシステムダウンやデバイスの故障といったをリスクを回避しましょう。
UPSを導入している環境と、導入していない環境では、いざという時の影響に大きな差がでます。
また、UPSで電源保護の必要な機器はサーバ他様々です。
【こちらをご参照ください】 ➡ https://www.ctcsp.co.jp/products/schneiderelectric/apc_ups_powerchute/
IoTによるデータトラフィックの急増等から、ユーザーの近くでコンピューティング処理を行うエッジコンピューティングの普及、リモートワークなど、近年のITインフラの需要の変化に伴い、ネットワークの安定性はますます重要性が増しています。あらゆるものがネットワークでつながる今、ネットワーク機器への電源保護は必須、ブロードバンドルータや、ネットワークスイッチもUPS(無停電電源装置)で保護しましょう。停電・瞬停発生時にも機器に電力を供給、ネットワークダウンを防ぎ、事業継続を可能にします。
至る所で防犯対策として導入されている監視カメラ。停電時こそトラブル抑止として監視カメラは継続して機能できることが重要です。カメラに電源を供給しているPOEスイッチとあわせて録画機器もUPSを接続しておくことで、より安心できます。
企業の基幹システムにおいては停電対策を施す企業がほとんどかと思いますが、遠隔オフィスのネットワークはいかがでしょうか?基幹システムのみが稼働しても、各拠点から会社のシステムにアクセスができなくなると業務に大きな支障をきたします。
停電などの電源障害発生時に、バックアップすべき機器を選定します。サーバ、PC、ネットワーク機器、ストレージといったIT機器やPOSレジ端末等、電源保護が必要な機器は環境によって様々です。
選んだ機器の最大定格電力値を調べ、合計値を計算します。電源保護対象機器の電源の最大定格電力をマシンの仕様書などから調べるか、またはメーカー様へ直接お問い合わせください。いずれかの値のみの場合は、下記の方法でVA値とW値の両方をお調べください。
機器の表示がVA値だけの場合 | 機器の表示がW値だけの場合 |
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機器の力率を調べW値を算出します。 | 機器の力率を調べVA値を算出します。 |
W=VA×力率 | VA=W÷力率 |
例)以下のシステムを15分間バッテリー運転で運用できるUPSを探す
※算出された「最大のVA値合計」および「最大のW値の合計」よりも大きい定格容量のUPSをご選択ください。
※多めに見積もりすぎるとコストパフォーマンスが低下し、少なく見積もると障害発生時に想定より短い時間しかバックアップできなくなります。
その他設置方法(タワー・ラックマウント)やUPSの運転方式といった要素も検討が必要となります。
UPS運転方式については下記をご参照ください。
https://www.ctcsp.co.jp/products/schneiderelectric/apc_ups_powerchute/
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APC UPS 使用済みバッテリー発送方法
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受賞に関するシュナイダーエレクトリック プレスリリース
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特に、Smart-UPSシリーズは、販売台数 2,500万台を超える実績あるUPSです。
《UPS製品マップ》 UPSの容量や運転方式別に示した小型単層UPS製品一覧
https://www.apc.com/jp/ja/download/document/UPS_product_mapping/
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管理ができるようになります。また、UPS接続機器のシャットダウンと再起動のスケジュール設定が可能となることは、
「ひとり情シス」のようなリソースに制限から複数拠点にIT管理者を配置することが困難な状況をサポートします。
ネットワーク経由でサーバを自動シャットダウン、大容量UPS、冗長電源サーバ、仮想サーバに対応します。
(UPSにNetwork Management Cardが装着されていることが必要です)
シリアルケーブルもしくはUSBにてコンピューターとUPSを接続し、コンピューターを万一の電源トラブルから保護します。
※PowerChute Business Editionから名称変更